タキ@フリーランスです。
好きな場所&自分のペースでWEB制作仕事をしつつ、友達と飲食店経営もしています。
2年ほど、東京・滋賀の2拠点生活をしていました。
東京〜滋賀は新幹線で約2時間、費用は約12,000円です。
2拠点を頻繁に移動しているので、時間や金銭面からの”移動の効率化”は常に考えていました。
そんな中、時間的に大きな変化を与えてくれると期待しているリニアモーターカーを見られるという、
山梨リニア実験線を見に行ってきました。
東京からも比較的行きやすい距離にある山梨リニア見学センター。
東京からだと車で中央道を使い、1時間30分ほどで到着します。
目次
品川〜名古屋間が40分。リニア中央新幹線
最初にリニアについて少々。
たびたびニュースにも取り上げられていますが、山梨リニア実験線、というのがあります。
名前のとおりまだ実験走行中なのですが、いわゆるリニアモーターカーを実用化するための実験線です。
JRによる「リニア中央新幹線」として、品川〜名古屋間2027年の開業を目指し、2014年に起工式が行われました。
いよいよ本線の工事が始まる段階にきています。
最初の開業予定は2027年。
この時点では品川〜名古屋間が開通。
そして2045年には品川〜大阪間が開業予定とされています。
間の停車駅は4駅
気になる所要時間ですが、
品川〜名古屋間は40分、品川〜大阪間は67分で結ぶスピード感。
東京と滋賀を行き来する自分としても、とても気になる乗り物です。
さらに費用的にも魅力的で、現在の新幹線より700円程度高いくらいで収まるのだとか。
これはほんと早く開業してほしい。。
リニアの予定経路
品川〜名古屋間を40分で結びつつ、間は4駅に停車してくれるようです。
沿線の人の流れも大きく変わりそうですね。
駅一覧は以下のとおり。
・東京都ターミナル駅(港区)
・神奈川県駅(相模原市)
・山梨県駅(甲府市)
・長野県駅(飯田市)
・岐阜県駅(中津川市)
・名古屋市ターミナル駅(名古屋市)
ちなみに現時点では、名古屋以西については検討中(揉め中?)だそうです。
経路を巡って京都と奈良が対立しているようです。
そりゃ東京から一時間弱で直通となれば、経済的効果も半端ないですもんね。
山梨リニア見学センターについて
文字通りリニアの走行試験のために開館した山梨県立の施設です。
今回実験線を見るため、ここを目指しました。
東京からだと中央高速の大月インターチェンジから15分程度で到着。
のどかな田んぼの間を走っていると、突然現れて若干ビックリ&テンション上がります。
中に入ると、フロアにリニアのボディがドンと飾ってあります。
一つ前の型なのだそうです。
写真撮影もOK。
さらに車両の中にも入れます。
車内は思ったよりコンパクトな印象ですが、座席は現在の新幹線と通ずる印象もあり、快適そうです。
施設では、本体展示や歴史などの説明の他にも、
ミニリニアに乗れたり、リニアの浮遊技術をすぐそばで再現してくれたりと、色んな体験もでき、いたれりつくせり。
思った以上に楽しめる場所でした。
そしてこの施設、建物自体は3階建てなのですが、
3フロアそれぞれの窓の外に、すぐ近くにリニアの線路が見えるのです。
一定時間ごとにリニアが真横を走行するのが見られるのです。
これはいよいよ楽しみです。
(実験状況によっては、走っていないタイミングもあるようです)
思った以上に大迫力のリニア。そして早い
リニアはどのフロアからでも見ることができますが、
2階だけは外に出て、テラスのような場所から見られるというので、2階に移動。
ちょうどリニアが近づいているようで、館内放送が流れます。
わくわくしながらテラスで待機。
子供ずれも、おじさんの団体も、みんな笑顔。
このピースフルな空気、いいですね。
ほどなくして、脇にあるトンネルから少しずつ「ゴォーッツ」という音が近づいてきます。
そして、きたー!
と思った瞬間にガーーーッ!!!と過ぎ去りました。
リニア、浮遊しているくらいなので、もっとスッと、クールに過ぎ去るのかと思っていたのですが、
実際は思った以上に轟音。
新幹線に乗る人だとわかると思うのですが、ホームでのぞみが通過する時のような衝撃や音があります。
思った以上の大迫力でした。
そして、確かに早い。
経済圏その他を塗り替えるであろうリニア
実際に乗っていないので、移動手段としての快適さは分かりませんが、
(抽選で定期的に乗車イベントがあるようです)
東京関西を頻繁に行き来する身としては、品川〜名古屋40分、費用約11,000円(予定)というのは魅力的。
そして甲府に至っては品川から15分という、もはや近所へランチに行くような乗車時間(笑)。
いや15分て。
時間と距離感のギャップにちょっと笑いました。
甲府の人はどう感じてるでしょうか。
物理的にも心理的にも近くなる
そんなわけで、見学センターの展示にもありましたが、
リニアが開業することで、経済圏も大きく変わるのは、間違いなさそうです。
特に沿線から近いエリアは観光だけでなく、移住する人も増えるかもしれませんね。
実際かかる時間が減るのはもちろんですが、“近い”と感じるイメージって、とても大きいと思います。
たとえば、滋賀県北部の友達たちは、名古屋まではパッと出るんですが、
京都へはなかなか出ない人が多かったりします。
かかる時間はほぼ同じ(1時間)なんですが、イメージ的に出やすい場所とそうでない場所って、やっぱりあります。
そんなわけで、その後は山梨で有名な「ほったらかし温泉」に入り、”ほうとう”を食べて帰ってきました。
こういうところにも行きやすくなって、また人の流れもできるのでしょうね。
リニア、まだ先ですが、とても楽しみです。