フリーランスが最速で「屋号付き銀行口座」を作る方法

こんにちは、タキです。
2002年からフリーランスとして仕事をしています。

最初は制作会社の下請け仕事なども多くやっていましたが、仕事が大きくなってきたり、ご紹介などで直接取引のクライアントが増えてきたりすると、やはり法人の信頼感というものを感じる時があります。
特に新規でご紹介いただいた時などは、初対面×直取引、になるので、法人までとは言わないまでも、多少形の面でも信頼感を出したいと思うことがあります。

そんなとき比較的すぐに始められる方法として、「屋号付き銀行口座」があります。

フリーランスで屋号を使っている人にはおすすめの方法です。

屋号付き銀行口座を作れる銀行はいくつかありますが、今回はできるだけ手間をかけず、スピーディに口座が開設できるというテーマでご紹介します。

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屋号付き銀行口座について

この記事は「最速」でフリーランスの屋号付き銀行口座を作る、というのがテーマですので、屋号付き銀行口座についての詳しい説明は省略しますが、フリーランスの屋号名義で銀行口座を作ることができます。
この場合、銀行での区分としては、個人でも法人でもなく「営業性個人」という扱いになるそうです。

ほとんどの銀行で、屋号付き銀行口座は「屋合名+個人名」という形で表示されます。
個人名が入ってしまいますが、僕の場合はクライアントに「法人にしたの?」とか聞かれることもあったりして、
屋号名が付いているだけで見かけの信頼度はある程度担保できている印象です。(もちろん個人見解ですが)

後述しますが、ゆうちょ銀行だけは屋号のみ(個人名無し)で口座が開設できます。
ただ、サークルや同好会の会費徴収的な用途を想定されているようで、会の会員名簿や規定を提出する必要があり、用途によっては合わない場合があります。

屋号付き口座を作るメリット

なぜ個人名義ではなく屋号で口座を作るのか。
メリットとしては以下のようなことが挙げられます。

顧客から信頼されやすい

お客さまから直接振込をしてもらうようなサービスの場合、振込先が店名など屋号名義になっている方が、個人口座よりも安心感があります。

事業の方をメインに見せやすい(覚えてもらいやすい)

屋号が口座名義の頭に付くので、事業として認知してもらいやすくなります。
個人名義だとどうしても個人の業務にフォーカスされがちですが、屋号付き口座にすることで、事業として商売をしているという印象を与えることができます。

お金の流れをまとめることができる

フリーランス(個人事業主)の場合、個人の口座で売上や生活費の支払いなどが混在している場合があります。
事業の売上が入金される口座から、プライベートの買い物や生活費を支払っている、という人も多いのでは無いでしょうか。

その点、屋号付き銀行口座は完全に事業用途の口座になるので、ここに事業の売上や経費支払いなどを集約させることで、お金の流れをひとつにまとめることができます。
確定申告の時もひとつひとつ入出金の履歴を追って、個人と事業とで分ける必要も無くなります。

お金の流れが見えやすくなる

上記の続きのようなものですが、お金の流れをひとつにまとめることで、お金の流れが見えやすくなります。
それによって事業としての収支はどんな調子か、が明確になるので、その後の事業の計画も立てやすくなるかと思います。

生活費が混ざっていると、事業の出費がどのくらいで、プライベートの出費がどのくらいか、などがどうしてもぼやけてしまうことがあります。
例えば、個人口座に事業の売上がすべて入金される場合、ある程度口座にお金が残っているのでどんぶり勘定になり、プライベートでも使いすぎてしまう、といったことも考えられます。

フリーランス(個人事業主)が屋号付き銀行口座を作れる銀行

ジャパンネット銀行

フリーランスの事業用口座開設で、一番スムーズでハードルが低いのが、ジャパンネット銀行です。
ビジネスアカウント(営業性個人のお客さま)向けに事業用口座があります。
申請も当然オンラインでできますし、開業して6ヶ月経っていれば開業届も不要です。

楽天銀行

フリーランス(個人事業主)向けに「個人ビジネス口座」というサービスがあり、屋号付き銀行口座が作れます。
楽天銀行はネットバンクなので、メガバンクよりも申請・審査はスムーズですが、最初に通常の個人口座を作る必要があります。
個人口座が開設された後に、そこに紐付けて個人ビジネス口座が開設できる形なので、ワンステップ手続きを挟む必要があります。

三井住友銀行

メガバンクの中では比較的ハードルが低いと言われているのが三井住友銀行。
と言ってもメガバンクなので、開業届は原本を持っていく必要があるなど、審査の準備はしっかりとやる必要があります。

三菱UFJ銀行

逆にもっとも開設のハードルが高いと言われているのが三菱UFJ銀行。
とにかく提出する書類が多く、審査自体も厳しいため、よほどの理由がなければ選択肢に入れる必要はないかと思います。

みずほ銀行

一応、屋号付き銀行口座の申請はできるようですが、すでに個人口座を持っている場合は作れません。
営業性個人は結局のところ個人である、という扱いなのだそうです。
個人口座がなく、新規に申請する場合は、直接問い合わせをして書類提出→審査、となるようです。

りそな銀行

ネット上では事業用で「りそなビジネスダイレクト口座」というのがあり、月額2,100円払えば個人事業主でも口座が作れるという情報を見かけますが、今現在、りそな銀行のサイト上でそれらの情報は掲載されていないようです。
りそな銀行で屋号付き銀行口座を作りたい場合は、直接問い合わせか窓口で相談するのがよさそうです。

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行でも屋号付き銀行口座が作れます。
しかも一部の人にニーズが高い、「屋号のみ」の名義で口座が作れるのが特徴。
ただ、サークルなどの会費徴収という名目で作ることになるので、その会の規約や会員名簿などが必要になるようです。
フリーランス(個人事業主)が事業用に作る口座、としてはちょっと合わないかもしれません。

その他

振込手数料が月3回まで無料、セブン銀行での手数料も無料、など独自のサービスで人気の「住信SBIネット銀行」は個人法人問わず非常に人気がありますが、今のところ屋号付き銀行口座は作れないようです・・・

屋号付き銀行口座開設の手順

上記を踏まえ、屋号付き銀行口座を最速で開設するのに一番オススメなのはジャパンネット銀行です。
事業開始して6ヶ月以上経っていて、ウェブサイトを持っていれば、申請書と本人確認資料×1点のみで開設できます。
楽天銀行もオススメですが、最初に個人口座を開設する必要がああります。

ざっと2つの銀行の口座開設手順をまとめます。

ジャパンネット銀行

<手順>
1. まずジャパンネット銀行ウェブサイトから、オンラインで口座開設申込をします。
2. 口座開設申込完了画面で普通預金口座開設申込書をゲット。印刷して必要事項に記入・捺印。
3. その他、必要な書類を揃える
4. 郵送して完了。審査結果の連絡を待ちます。

<必要な書類>
1)事業開始してから6ヶ月以上経っている場合
1. 普通預金口座開設申込書×1点(先にオンラインで申込を済ませると印刷できます)

2. 本人確認資料×1点(以下のうちいずれか1点)
 運転免許証(「有効期限内」のコピー。住所変更等をされている方は、おもて面・うら面とも)
 パスポート(「有効期限内」のコピー)
 住民票の写し(「発行日より 6 ヶ月以内」の原本)
 印鑑証明書(「発行日より 6 ヶ月以内」の原本)
 各種健康保険証(「有効期限内」のコピー。本人の氏名、生年月日、住所のページ)
 住民基本台帳カード(「有効期限内」のコピー。住所変更等をされている方は、おもて面・うら面とも)※顔写真とQRコードの印字があるもののみ可
 個人番号(マイナンバー)カード(「有効期限内」のおもて面コピー)

2)事業開始してから6ヶ月未満の場合
1. 普通預金口座開設申込書×1点

2. 本人確認資料×1点

3. 事業の実態を確認する書類×1点(以下のうちいずれか1点)
 個人事業開業届出書(控)
 青色申告承認申請書(控)
 確定申告書(控)
 国税または地方税の領収書または納税証明書
 個人事業開始申告書(控)

4. 業務内容を確認する書類(以下のうちいずれか1点)
 ※ホームページがある場合は不要です。申込欄にURLを記載すればOK。
 各行政機関発行の許認可証
 会社案内、パンフレット、チラシなど
 営業性個人用 事業概要フォーマット

ジャパンネット銀行でビジネス口座を開設する

楽天銀行

<手順>
1. 最初に個人口座を開設する必要があるので、ウェブサイトから申込。(開設まで 5〜9日かかります)
2. 開設した個人口座にログイン
3. 「個人ビジネス口座のWEB申込」ページから申込。
3. 必要な書類を揃える
4. 郵送して完了。審査結果の連絡を待ちます。

<必要な書類>
本人確認は個人口座開設時に終わっているので、以下のうちいずれか1点を準備します。
・個人事業開業届(受付印のあるもの) コピー1部
・個人事業開始申告書(受付印のあるもの) コピー1部

楽天銀行で口座を開設する

まとめ

以上、フリーランス(個人事業主)が最速で屋号付き銀行口座を開設する方法をご紹介しました。
オススメは、効率と知名度などを踏まえてジャパンネット銀行ですが、より信頼度を担保したい場合などはメガバンクを検討するのもよいかと思います。

一例ですが、都内に数店舗展開しているそれなりに知名度のあるミュージックスクールは、屋号付き銀行口座でしたが、三井住友銀行と三菱UFJ銀行の口座でした。
このように一般顧客から直接振込があるような商売の場合は、意味があるかもしれません。

ただ、業種にもよりますが、これまでフリーランスで活動していたエンジニアさんや小規模店舗のような小規模事業であれば、今やネットバンクでも問題ないかと思います。
特にジャパンネット銀行は知名度も十分あり、メインの法人口座として使っている会社もあったりします。

オマケ:さらに屋号で印鑑を作るのもオススメ

ここからはオマケ情報ですが、フリーランスで屋号付き口座を作ると、月末に請求書を出すのが楽しみになります笑

そうなってくると、今度は屋号名で印鑑を作ってみたくなったりもします(僕だけかも?笑)
個人事業主の場合、特に印鑑は個人名・屋号と決まりは無いので、思い切って印鑑も屋号名義にしてしまうと、より信頼が増す(というよりテンション上がります笑)のでオススメです。

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