クラウドにメモや画像など、各種素材を保存できる、Evernote。
スマホなど別デバイスとの連携もでき、どこにいても、どこからでも情報をメモすることができます。
しかし、まれに同期がうまくいかず、例えばPCで作っていたノートが、スマホで開いた古いノートで上書きされてしまうことがあります。
僕も日々残していた議事録やアイデアのメモが一ヶ月分くらい無くなってしまい、一瞬頭が真っ白になりました。
今回はそんな時の解決策をご紹介します。
目次
まれに同期がうまくいかない時がある
僕の場合はこんな状況でした。
普段はPCブラウザ版のEvernoteを使っていて、議事録やアイデアを思いつくままに、各ノートにつらつらとメモしています。
to do管理には「todoist」を使っているのですが、詳しい内容や情報などはEvernoteで管理。
ある移動中にビジネスアイデアについて思いついた内容があったので、スマホアプリ版のEvernoteを開き、パッと書いて保存しました。
このときは「思いついたらすぐメモできて、あとからPCでも見られるし、ほんと便利だなぁ」と思っていたのですが、デスクに戻ってPCブラウザ版で開くと、何かノートの文章が少ない。
移動中に書いた内容は確かに追記されているけど、どう見ても情報が足りない。
更新日は今日の日付になっているけど・・・明らかにその他の情報が古くなっていたのです。
しっかり同期してから追記するのが重要
何が起きたか結論から言いますと、スマホアプリ版Evernoteを久しぶりに開いたので、しばらく情報が同期されていなかったんですね。
通常はアプリを開くと自動で最新情報がEvernoteにより同期されるのですが、たまたまタイミング悪く、同期される前に僕がノートに書き込みをしてしまったのです。
そのため、PCから更新していた内容をアプリが受け取る前の状態(つまり1か月前の状態)に、今日書いたアイデアが一行追加されて、それが最新版として上書き保存されてしまったことになります。
つまり、1カ月間、PCから書いていた情報が消えてしまったのです。
実はEvernoteには履歴が残っていた
必死に調べてみたところ、実はEvernoteには履歴が残されていました。
しかも日付別に、更新されたタイミングごとに残っていて、それぞれをエクスポートすることもできるようです。
いったん胸をなで下ろしつつ、履歴の見方を調べます。
Evernoteの履歴による復元方法
さっそく履歴をたどって、PCの情報が残っている段階に復元を試みます。
ただし、履歴機能はプレミアムプランのみの機能だそうなので、まずは600円/月を支払いアップグレードします。
情報には変えられん・・・
今回は履歴をたどりたいだけなので、1ヶ月分のみ支払い。
無事アップグレードできたので、まずは履歴を確認し復元を進めます。
手順は以下の通り
1. 戻したいノートを選択
ノート一覧から、前の情報に戻したいノートを選択し、表示します。
2. iアイコンをクリックしてノートの情報を表示
iアイコンをクリックするとノートの基本情報が表示されます。
ここに「履歴を表示」というリンクがあるので、クリックして履歴一覧を表示
3. 「履歴を表示」で各日時の履歴一覧から、戻したい日時の履歴を選択
日時別履歴のリンクから、戻したい日時のリンクをクリック。
ウィンドウが開き、内容のプレビューが表示されます。
4. 履歴データを「エクスポート」
戻したい日時がきまったら、「エクスポート」を押して、まずはデータとしてPCに保存します。
.enexという拡張子のファイルが生成されます。
5. ブラウザ版の場合、ファイルを変換
アプリなどではダウンロードしたファイルをそのままインポート・復元ができるようなのですが、ブラウザ版にはその機能が見当たりません。
なので、htmlファイルに変換します。
変換といっても、拡張子を.enexから.htmlに変更するだけでOKです。
6. ノートにコピペ
これでブラウザで表示できるようになったので、メモ帳などでテキストをコピー。
Evernoteの所定のノートに貼り付ければ、復元完了です。
これで無事元通り。
同期ミスのきっかけとなった今日のアイデアも、改めて追記しておきました。
今後は、別デバイスから書き込む時は、まず同期!
これに注意したいと思います。