こんにちは、タキです。
好きな場所&自分のペースでWEB制作仕事をしつつ、友達と飲食店経営もしています。
フリーランスは仕事相手を選べるし、嫌な上司もいないしうらやましい、という話をする人がたまにいます。
もちろんそういう面も無くはないですが、人と関わるのは会社員もフリーランスも同じなので、対人関係のストレスも普通にあります。
フリーランスでも、上司の代わりにクライアントの担当者がいますし、僕の場合は飲食店も経営しているので、
現場の店長やスタッフ、業者さんなど、人に動いてもらう場面も多々あります。
そんな中、最初は言葉で一生懸命説明しても伝わらず、自分との温度差も感じて、ストレス貯まりまくりでしたが、
コーチングを受けたり対人関係についての本を読みまくって実践してみたところ、劇的に状況が変わりました。
結果として、飲食店のスタッフや外注のクリエイターさんが、モチベーションを上げて自発的に仕事をしてくれるようになりました。
しかも、それまでなかった向こうからの提案ももらえるようになったり、世間話などの会話も増えたりと、ビックリです。
今回は、そんな状況を作るための方法をまとめてみました。
目次
指示ではなく、相談をする(一緒に考える)
できる人ほど指示を嫌がる
飲食店や外注さんなど、人と関わって仕事をすることが増えた当初は、なるべく具体的に指示を出すのがいいと思っていました。
しっかりと言葉にして伝えることが必要だと思い、なるべく具体的に伝えていたのですが、これがなかなかうまく行きませんでした。
というのも、指示が具体的になればなるほど、それはただやらされる仕事になってしまい、みんなモチベーションが下がってしまっていたのです。
まずは相手の話を聞く
そこで、相手が部下や外注さんだとしても、最初に自分の答えを押しつけず、まずは相談をする、というスタンスで話すようにしました。
それによって、相手は認められている・頼りにされていると感じ、期待に答えようとしてくれましたし、僕が予想もしていなかったような提案もしてくれるようになりました。
結果としてより色んな考え方から導いた答えが出せるようになりました。
相談されると、自分ごとになる、使命感が出てくる
人間には、人から認められたい、尊敬されたい、という欲求があるとされています。
これは尊重欲求と呼ばれています。(マズローの欲求5段階説)
例としては、「仕事で自分の力を認められて、尊敬されたい」みたいなことです。
先の事例では、仕事で相談をもちかけることで、その欲求を刺激したということになります。
この尊重欲求をうまく刺激することで、人は気持ちよく動いてくれます。
相手を信頼する
相手を信頼しているかどうかで、こちらのリアクションも変わります。
そのため、相手を信頼している状態であればそれが相手にも伝わり、相手にとってもあなたへの信頼につながります。
そして信頼を感じ取った人は、尊重欲求を満たそうとして、より相手に認められようと自発的に動いてくれる、というイメージです。
ちなみに相手を信頼しているかどうかで、こちらのリアクションが変わる、という部分を説明すると、下記のような例になります。
・相手を信頼していない状態
「どうせ○○だと思ってそんな仕事をしたんだろう」と受け取る
・相手を信頼している状態
「きっと何か意図があってこんな仕事をしてくれたのかもしれない」と受け取る
このように、同じ結果でも、相手に対する自分の固定観念によって、受け取り方が変わっているだけだったりします。
相手を信じていれば良い方向に受け取りますし、信じていなければ悪い方向に受け取りがちで、
それが言動に表れてしまう、というお話です。
信じる方法
とはいえ、いきなり今日からAさん(仮)を信頼しろ、と言われても難しいです。
そこで、まったく知らない初対面の人の場合は別として、ある程度コミュニケーションしたことのあるちょっと嫌なAさんを、より信頼できるコツを紹介します。
1. Aさんのいいところを書き出す
2. Aさんはこうすればもっとよくなると思うことを書き出す
3. 書き出した内容を自分に当てはめてみる
どうでしょう。
これは僕がコーチングを受けた時に教えてもらって、相手へのイメージが劇的に変わった方法です。
特に、最後の3番目をやることによって、自分にも当てはまるところが多々あったのではないでしょうか。
というのも、人は相手の苦手な部分は、自分が持っている苦手な部分である、という考え方があるのです。
僕はこれにより、少なくとも相手に対する嫌なイメージは無くなりました。
頭の中でなんとなくモヤモヤとくすぶっていた嫌な”イメージ”が、文字にすることで整理され、さらに自分にも当てはまるとなると、時に親しみが沸くことすらあります。
ぜひ、試してみてください。
自分のテンションは高く
セールスの本で読んだのですが、「人が誰かからものを買うとき、”その人の状態から買っている”」的な話がありました。
僕なりに「その人の良い状態」というのをテンションの高さに置き換えて試してみたところ、これも効果がありました。
良い状態といっても漠然とはしていますが、テンションの高さやその人の明るさは、言動に表れるので、それが伝わると相手の印象も良くなる、ということなのだと思います。
逆に「負のオーラ」という言葉もあるくらいで、人の文句や批判ばかりしていると、ネガティブなところにばかり目が行くようになり、それが言動にも表れてしまう、という話もよくあります。
あまりマインドの話ばかり書きたくないのですが、人の感情はある程度言動にも表れるので、ポジティブでいるとそれも言動に表れて、信頼に繋がるよ、というお話でした。
まとめ
「相手が進んで仕事をしてくれるようになる方法」についていくつか書きましたが、まとめると、人は自分が気持ち良いと思えば進んで動いてくれます。
仕事の相談を受けて解決することで「人に認められたい」という欲求が満たされたり、
テンション高く明るい人と心地よい気持ちで仕事ができたり、自分が信頼されていると実感することで、人は動いてくれるということです。
「人を動かす」というと裏があるように聞こえてしまうかもしれませんが、
今回紹介したようなコミュニケーションができるだけで、お互いが心地よく仕事ができるので、結局自分にとってプラスになります。
ぜひ試してみてください。